ヘイグ英外務大臣が、日英間の防衛装備品等の共同開発等に係る枠組み及び情報保護協定に署名
英国政府は、日英間の防衛装備品等の共同開発等に係る枠組み及び情報保護協定に署名したと発表しました
ヘイグ英外相と日本の林景一駐英大使は、本日、防衛と安全保障分野における緊密な二国間協力に向けて、法的な枠組みを提供する二つの協定に署名しました。
ヘイグ外相は次のように述べました。
「日本は、英国の主要同盟国であり、多くのグローバルな外交及び安全保障問題について緊密に協力し合っています。この革新的な協定によって、防衛装備の共同研究、開発、生産が可能となります。
これは、防衛産業における日英の関係強化を促進し、協力に向けた努力を後押しする他、世界の平和と安定の促進に向けて、安全保障及び防衛に関する既存の緊密な協力関係に資するものです。」
防衛装備品等の共同開発等に係る枠組みの締結により、防衛装備の共同研究、開発、生産を可能にする法的枠組みが設定されました。防衛装備品の海外への移転に関するガイドラインが作成されて以降、日本との間で、このような包括的な協定に署名したのは、英国が世界で初めてです。
また、情報保護協定では、日英間で交換される機密情報の保護に向けた基準及び取り決めが定められています。これは防衛分野に限定したものではありませんが、防衛装備品等の共同開発等に係る枠組みの実施を促進します。
最初の共同プロジェクトとして取り組むのは、化学、生物、放射線、核防護の分野になる見込みです。今後は、企業が参加するプロジェクトにも取り組むことが期待されており、他の分野においても、協力の可能性について協議が既に行われています。
英国国防省のフィリップ・ダン大臣政務官(防衛装備品・支援・技術担当)は次のように述べました。
「これは、日英の防衛関係の発展にとって重要な一歩です。日英の政府と企業は、協定の締結に向けて、また、両国の安全保障への貢献となり、双方の産業の利益となる協力分野を特定するべく懸命に努力しました。」
詳しい情報
枠組み及び協定は、議会の図書館に保管されます。
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