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日立製作所が英国北東部に鉄道車両工場を開所

株式会社日立製作所は、9月3日、英国ダーラム州ニュートン・エイクリフにおいて、総額約8,200万ポンド(約150億円)の費用を投じた鉄道車両工場を開所しました。

Hitachi IEP train

Image: Hitachi

日立の新工場設立は、2012年に受注した総事業費が57億ポンド(約1兆円)に達する英都市間高速鉄道計画(以下、Intercity Express Program-IEP)が背景にあります。日立にとって欧州初となる新工場では、イースト・コーストおよびウェスト・コースト本線、ならびにスコットランドの通勤列車として使用される、次世代の都市間鉄道車両を製造する予定です。現地で直接的に生まれる雇用は700人、サプライチェーン全体としては何千もの雇用創出が見込まれており、新工場の開所は、オズボーン財務大臣のノーザンパワーハウス計画にも大きく貢献することが期待されます。

新しい車両は、座席の増加、サービスの向上、移動時間の短縮、信頼性の改善を実現させることにより、ブリストルからコッツウォルズを抜けて南ウェールズへの移動や、ヨークシャーから北東イングランドを抜けてスコットランドへの移動等に大変革をもたらします。工場で製造される新しい車両は、グレート・ウェスタン鉄道には2017年、イースト・コースト本線には2018年に導入予定です。

IEP trains and the impact of Hitachi’s Newton Aycliffe facility in the North East

キャメロン首相は、日立の新工場開所を受けて、次のように述べました。

「今回の日立の巨額投資は、成長し続けている英国経済の強さに対する自信を象徴しています。新工場の開所により、雇用創出に限らず、次世代の都市間鉄道車両の製造に取り組むことを通して、利用者の利便性の向上、英国の成長に必要なインフラの強化が期待されます。」

公開日:%{date}
最終更新日:4 September 2015 + show all updates
  1. Added Japanese translation

  2. First published.