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英国と日本の交流400年を祝う

ちょうど400年前に英国の船が初めて日本に到着した6月11日、当時の日本での英国の経験を振り返る特別講演会が駐日英国大使館で開かれました。

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Professor Timon Screech and British Ambassador Tim Hitchens with a replica of John Saris’ diary

Professor Timon Screech and British Ambassador Tim Hitchens with a replica of John Saris’ diary

三笠宮家の彬子女王殿下ご臨席のもと、ティム・ヒッチンズ駐日英国大使は、ティモン・スクリーチ教授を講師として迎え、「日英交流400周年を記念して:徳川家康、国王ジェームズ一世そして望遠鏡にまつわる出来事」と題した、英国独特の日本との歴史的な関係を紹介する特別講演会を開きました。今年はジョン・セーリス艦長が指揮する東インド会社所有のクローブ号が九州の平戸に到着してから400年目を祝う年に当ります。

近代日本の美術や文化を専門とし、東インド会社の初期(1613年~26年)の歴史に関する研究プロジェクトに取り組むスクリーチ教授は、クローブ号の来航目的が単に貿易事業だけでなく、ジェームズ一世国王の書簡や当時としては最先端の発明品であった望遠鏡など多くの品々が託されていたことや、当時既に日本に滞在していたオランダやイベリヤなど他のヨーロッパ人とは著しく異なる英国の経験などを紹介しました。

講演会の会場となった大使公邸には、文京区の東洋文庫ミュージアムのご厚意により、ジョン・セーリス艦長の航海日記のレプリカが展示されました。同ミュージアムでは、このレプリカや他の工芸品を紹介する特別展示「マルコ・ポーロとシルクロード世界遺産の旅 – 西洋生まれの東洋学 -」を8月7日から12月26日まで開催します。

英国と日本は、今年、二カ国間の交流400年記念を祝います。詳細は、英国の様々な団体、歴史家、ジャーナリスト、文化組織の代表者や日本愛好家の方々により今年はじめに開設されたJapan400.comをご覧ください。

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