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駐日英国大使館とInterFMが災害時放送要請に関する協定を締結

災害時における在日英国人への放送要請に関する放送機関との初協定です。

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British Embassy Tokyo and InterFM sign emergency broadcasting MOU

駐日英国大使館と株式会社InterFMは、災害時における在日英国人への放送要請に関する協定を締結し、1月9日(金)、千代田区の駐日英国大使館で、英国外務省のジョアンナ・ローパー領事局長と株式会社InterFM編成事業部部長 奈須裕之氏による署名式を行いました。

この協定により、駐日英国大使館は、災害時における災害防止と被害拡大の防止等を図るための以下の事項に関する広報を在日英国人に向けて行うに当たり、株式会社InterFMに対して英語による広報活動の放送の無償での協力を要請することができます。

  1. 駐日英国大使館が配信する在日英国人に向けた援助・推奨・避難勧告を含めた情報
  2. 防災・災害時援助情報
  3. ライフラインに関する情報
  4. その他災害時に必要とされる情報のすべて

株式会社InterFMは災害対策としての協定を東京都、品川区、港区、目黒区、千葉県、神奈川県、横浜市と締結していますが、外国の政府機関との締結は駐日英国大使館が初めてです。

英国外務省 ジョアンナ・ローパー領事局長のコメント: 

阪神淡路大震災発生から20年を迎えるにあたり、日本での災害対策の重要さを改めて想起させられます。私たちは、様々なメディアを通じて英国人に対して明確な情報を発信することが如何に重大であるかを承知しておりますし、2011年の東日本大震災でラジオが担った役割の大きさも強く感じております。この協定はいち大使館といち放送局にとって革新的な取り決めであり、駐日英国大使館が一番最初に締結する外国の政府機関であることを大変光栄に思います。英国外務省による渡航情報のメール配信やSNS発信、およびクライシス・ハブ・システムなど他の対策とともに、この協定が災害や危機的状況での英国人に対する私たちの援助活動を支援してくれるでしょう。

株式会社InterFM編成事業部 部長 奈須裕之氏のコメント:

現在InterFMは“The Real Music Station“というコンセプトの元、国・時代を問わず出来る限り多種多様な音楽を放送しています。放送言語も、日本語をはじめ、英語、韓国語など7カ国語で放送。多くの在日外国人の方々にも楽しんで頂いています。2011年の東日本大震災では、外国語放送局として、英語をはじめとした多言語での情報発信を行いました。情報網が寸断される事が予測される大災害時には、ラジオの電波が大きな役割を果たします。InterFMを楽しんで下さっている多くの在日外国人の方々、そして英国をはじめ、年々増加している海外からの旅行者に、ラジオの電波とInterFM公式twitterを駆使し援助活動が出来るよう、2020年に開催される東京オリンピックも見据えて準備を進めてまいります。

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