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ヘイグ英外相と国連の特使を務めるアンジェリーナ・ジョリーさんが、国連安全保障理事会でスピーチを行い、戦時下の性的暴行を無くす取り組みについて話しました。

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2013年3月、ヘイグ外相とアンジェリーナ・ジョリーさんがコンゴ民主共和国東部の難民キャンプを訪れました

2013年3月、ヘイグ外相とアンジェリーナ・ジョリーさんがコンゴ民主共和国東部の難民キャンプを訪れました

ヘイグ外相と国連の特使を務めるアンジェリーナ・ジョリーさんが、国連安全保障理事会でスピーチを行い、戦時下の性的暴行及び紛争下の性的暴力を無くす取り組みについて話しました。ニューヨークで行われた会議において、二人は、戦時下の性的暴行の禁止に向けて国連のメカニズムを強化する決議案を採択するよう求めると同時に、国連加盟国に対して、この苦難に終止符を打つための措置を、国家レベルで講じるよう働きかけました。

国連安全保障理事会で協議された結果、戦時下の性的暴行及び暴力禁止に関する新たな決議案(Security Council Resolution on ending rape and sexual violence in war)が全会一致で採択されました。

ヘイグ外相は次のように述べました。

「国際社会が、こうした不処罰の文化への取り組みを怠れば、更に何百万人もの女性、子供、男性が、今も、また、将来の紛争下においても、同じような恐ろしい行為の犠牲になる可能性があります。 」

去る4月、ロンドンで行われた協議において、日英両国をはじめとするG8諸国は、紛争下の性的暴力について、世界の平和と安全保障に対する脅威として取り組むことを誓いました。英国は、現在、世界中の専門家と協力して、紛争下の性的暴行と暴力の調査及び証拠文書の提示に関する国際的な議定書の作成に率先して取り組んでいます。また、医師、法科学者、警察、ジェンダーの専門家など、70名を超える英国の専門家で構成されるチームを結成し、国連や各国の努力を強化するための派遣に備えています。これまでに、ボスニア、シリア国境、リビア、マリ、コンゴ民主共和国への派遣が既に実施されました。

国連安保理において、アンジェリーナ・ジョリーさんも次のように述べました。

「レイプは戦争の手段です。これは攻撃的な行為であり、人類に対する犯罪です・・・ 全世界の国々が、家庭内暴力から女性性器切除まで、何らかの形で性的暴力の影響を受けており、全ての国々が、一歩を踏み出す責任を負っています。」

詳しい情報

2106年の国連安保理決議: UN Security Council Resolution 2106

協議に先立ち、ヘイグ外相がメディアに対応する様子の収録ビデオ: video of the Foreign Secretary speaking to media

潘基文国連事務総長のコメント: remarks made by Secretary General Ban Ki-moon

性的暴力防止イニシアティブについて:Preventing Sexual Violence Initiative

性的暴力防止イニシアティブの詳細(tumblr):Preventing Sexual Violence Initiative at our tumblr

紛争下の性的暴力防止に関するG8宣言:Preventing Sexual Violence in Conflict

世界の女性及び少女達を支援する英国の取り組みについて:UK’s work to support women and girls around the world

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