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英国の3大学がNICTとサイバー研究で協力

このたびの覚書締結により、日英のサイバーセキュリティ研究協力が大きく前進しました。

本件は、%{government}で公開されました
UK universities sign agreement with NICT on cyber security research

2015年2月9日にCyber Security Academic Centres of Excellence(CSACE)に指定されている英国の3大学が日本の独立行政法人情報通信研究機構 (NICT)ネットワークセキュリティ研究所との覚書(MoU)に調印しました。インペリアル・カレッジ・ロンドン、クイーンズ・ユニバーシティ・ベルファスト、そしてランカスター大学の代表者が英国大使館にて催された調印式に参加しました。調印式の後、3大学の代表者と研究者がワークショップに参加し、共同研究の枠組みとテーマについて議論しました。

CSACEは英国政府通信本部(GCHQ)と工学・物理学研究評議会(EPSRC)によって共同で運用されている大学の認定制度であり、インペリアル・カレッジ・ロンドン、クイーンズ・ユニバーシティ・ベルファスト、そしてランカスター大学は計11の指定校の一部です。NICTと3大学のパートナーシップは、2014年に日本で行われたワークショップやNICTの英国訪問を含めた英国大使館の協力を通じ実現しました。

調印式に証人として出席された総務省の南政策統括官からは

今こそ、世界的に広がる新たな脅威に対して、さらに産官学が一体となった連携や国際的な連携を広げる時。特に我々はロンドンオリンピックの貴重な経験から学び、より優れたサイバーセキュリティ対策を開発していく必要があると考えている

という言葉をいただきました。また、ティム・ヒッチンズ駐日英国大使は

サイバー空間のあり方について価値観を共有している日本と英国は、今後も研究開発をはじめ、更なる連携と協力が両国にとって実りあるものとなる様、期待している

と述べました。

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