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東北の高校生が日英ヤング・サイエンティスト・ワークショップ・プログラムに参加

日英ヤング・サイエンティスト・ワークショップ・プログラムは、優秀な学生に、新たに価値あるスキルを身につけ、互いに国際的関係を深めてもらうことを目的とするプログラムです。

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Tohoku students visit UK to attend 2013 UK-Japan Young Scientist Workshop

7 月17 日、東北地方の高校生と理系教員の約30 名は、新たに価値あるスキルを身につけ、互いに国際的関係を深めてもらうことを目的とする同プログラムに参加するため、英国に向けて出発しました。このプログラムは、ロールス・ロイスが3 度目のスポンサーとなり、英国クリフトン科学トラストが主催しています。

ケンブリッジ日英ヤング・サイエンティスト・ワークショップ・プログラムは、16 歳以上を対象としており、プログラムのメリットを最も活かせる学生として各校から選抜された高校生が参加しています。プログラムでは、日英の高校生が様々な科学・エンジニアリング分野のプロジェクトチームを結成し、最先端の科学、エンジニアリング、研究や開発を体験します。その後、それぞれ課題が与えられ、チームとして問題を解決した後、その成果をゲストパネルの前で発表します。

2011 年以降、40 名を越える東北地方からの高校生と教員が同プログラムに参加し、放射能の影響など地元に関連したテーマのプロジェクトも実施されました。2012 年にプログラムに参加した福島県立新地高校の橋詰教諭は

「このワークショップは生徒にとって価値あるものでした。ワークショップを通じて得た経験やスキルは生涯役に立つと思います。」

と述べています。

7 月16 日には在日英国大使館にて壮行会が開催されました。ジュリア・ロングボトム駐日英国公使は

「ヤング・サイエンティスト・ワークショップ・プログラムは、科学分野における日英の長期的かつ緊密な関係を浮き彫りにするものです。特に、長州五傑(井上馨、伊藤博文、井上勝、山尾庸三、遠藤謹助)が英国に派遣されてから150 周年の記念の年に、壮行会を開催できたことを嬉しく思っています。5 人は帰国後それぞれの分野で日本のリーダーとなりました。英国は世界的レベルの科学、そして学習環境を提供していますが、英国大使館はブリティッシュ・カウンシルと共に、より多くの日本の学生が現代英国のメリットを享受し、日英の結びつきがより強くなるよう尽力しています。今年のヤング・サイエンティスト達がケンブリッジで学んだスキルを自分のキャリアに活かすだけではなく、グローバルマインドを持った次世代の若い科学者の育成にも活かしてほしいと願っています。」

と餞別の言葉を送りました。

ロールス・ロイス ジャパンの代表取締役社長リチャード・ソーンリーは次のように述べました。

「科学やエンジニアリングは世界に魔法をおこすものです。ロールス・ロイスにとって、ユニークかつ様々なスキルを持った才能ある科学者、研究者、エンジニアは今も今後も重要です。そのため、このプログラムを喜んで支援すると同時に、プログラムでの経験を通じて学生が科学への興味を追求し続けてくれることを願っています。」

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