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第三回英国軍隊記念日を開催

英国の近衛兵音楽隊、アメリカ空軍アジア太平洋ショーケース音楽隊、ならびに陸上自衛隊中央音楽隊の協演により、東アジアでの友好と未来を共にすることを象徴するものになりました。

Armed Forces Day 2015 in Japan

10月14日(水)夜、東京の駐日英国大使館で開催された第三回英国軍隊記念日(Armed Forces Day)の行事で、在日米軍の高官や20数か国もの在京外国公館より200名もの賓客を迎えたティム・ヒッチンズ駐日英国大使は、歓迎の挨拶で次のように述べました。

「本日は日ごろ軍隊で活動する人たちの貢献を表彰するお祝いの日です。ここ東京でも、私たちの同盟国とパートナーである皆様と友好と未来について祝いたいと思います。

今年、日英は防衛において3つの分野で協力や交流を深めました。先ず活動では、アデン湾で海賊対策タースク・フォースを指揮する日本の艦長へ、英国のSTRATCOMチームと参謀長を派遣しました。また技術面では、日英それぞれの専門分野を共有することにより、最先端装備品の開発において協力しています。最後に、丁度今頃、日本の防衛省のラグビーチームは、国際防衛ラグビー大会でのニュージーランドとの対戦に向け、英国のポーツマスで準備中です。ラグビーW杯に続き、日本チームのご健闘を祈ります。

国際協力と多国間主義は国際社会の安定と繁栄にとって不可欠です。「安倍総理の掲げる積極的平和主義は国際協力の原則に基づく」と岸田外務大臣は述べられましたが、英国はこれを全面的に支持します。」

主賓の若宮健嗣防衛副大臣は、祝辞で次のように述べられました。

「我が国防衛省・自衛隊と英国国防省との間においては、私自身も昨年7月、政務官として訪英しましたが、中谷防衛大臣及び佐藤前防衛副大臣による今年1月の放映などのハイレベル交流から、防衛装備・技術分野やサイバー分野など実務者レベルでの協力に至るまで、ハイレベル・実務者レベル双方を通じた協力・交流が活発に行われております。

今後も、さらに日英防衛協力・交流を発展させるとともに、地域の平和と安定のために貢献していきたいと思います。」

この催しは、日本、米国、そして在京の外国公館はじめ、防衛に携わる関係者との友好を深め、協力体制を促進することを目的に開かれました。英国国防省、在日米軍、ならびに日本の防衛省との緊密な協力のもと、それぞれ独自のスタイルを持つ三カ国の音楽隊が一糸乱れることなく、調和を以って協演しました。各々の音楽隊が持つ個性を出しながらも、ひとつの目的をもって共に演奏をすることにより、壮観で感動的な音色を奏でました。演奏された曲は、「凱旋マーチ」、「安来節」、「ブルース・フォア・パーパス」、「イン・ザ・ムード」、「閲兵式の近衛兵」、「キングス・ガード」、「アメイジング・グレース」、そして日本、米国と英国それぞれの国歌などです。

この催しはソーシャル・メディア上でライブ配信されました。配信後も人気があり、7,000名を超える人々が視聴しています。3音楽隊の協演の録画は11月半ばまで以下のリンクでご覧いただけます。 www.ustream.tv/recorded/75488057

Armed Forces Day 2015 in Japan

演奏会の写真は、英国大使館のFlickrでご覧いただけます。

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