ポール・マデン新駐日英国大使が着任
マデン大使は、着任後初のビデオメッセージを公開し、今後の日英関係について述べました。

Ambassador Paul Madden disembarks an Imperial Household carriage after presenting his credentials to His Majesty the Emperor of Japan.
2017年1月18日(水)、ポール・マデンは天皇陛下に信任状を捧呈し、正式に駐日英国大使として着任いたしました。
マデン大使は、ビデオメッセージの中で、日本に再度赴任したことへの感想を述べました。
「大使として東京に戻って来たことを嬉しく思います。約25年前、ここで外交官としてのキャリアをスタートしました。私の最初の東京での勤務は、平成の幕開けという素晴らしい時期でした。結婚生活を始め、初めての子供が産まれた日本は、妻のサラと私にとってとても特別な場所です。」
日英関係については、次のように述べました。
「日英関係がさらに強固になっていることを喜ばしく思います。経済分野では、日英間の貿易額は年間200億ポンドにのぼり、日本企業は400億ポンドの対英投資を行ない、自動車、金融サービス、製薬業等の分野で14万人の雇用を創出しています。つい最近も、日産とソフトバンクによる大規模投資が発表されました。日立や東芝との原子力分野での協力は新しい機会をたくさん生み出すでしょう。」
「日本の皆さんに英国のEU離脱交渉がどのように進むかについて質問されます。私は英国は日本企業にとって投資やビジネスに大変適した場所であり続けると確信しています。そして英国は、引き続きオープンで、外向的な国で、日本を含む主要パートナー国と一緒に世界の問題に積極的に取り組み続けていくことでしょう。」
「防衛・安全保障分野では、毎年、日英外務・防衛大臣による公式対話を開催しています。英国は日本をアジア地域における最も緊密な安全保障パートナーと位置づけています。昨年初めて英空軍タイフーン戦闘機が来日し、航空自衛隊との共同訓練を成功裏に終えました。」
さらに、駐日英国大使としての任期中について、次のように述べました。
「私はスポーツのファンです。在任中に、日本でラグビー・ワールドカップ、オリンピック・パラリンピックが開催されることを楽しみにしています。英国もこれらのイベントを最近開催しましたので、協働出来る機会がたくさんあると思います。」
Message from the new British Ambassador to Japan