細胞治療の実用化に取り組む英国
英国総領事館と英国貿易投資総省は、細胞治療の実用化に向け英国が提供する支援システムを紹介するセミナーを開催しました。
大阪医薬品協会との共催で7月10日に開かれたこのセミナーには定員を大幅に超える120名の参加があり、再生医療への関心の高さが伺われました。 スピーカーとして英国貿易投資総省から訪日したケビン・トッズ投資戦略担当副部長は冒頭の挨拶で、「再生医療は今最もエキサイティングなテーマであり、巨大な市場の可能性と著しいビジネスの機会がある。」と強調しました。
世界の再生医療市場は2019年には350億ドルに達すると予想され、各国で活発な研究開発が行われています。 英国においても再生医療は8大テクノロジーのひとつと位置づけ、優先課題として扱われています。 2012年には産業化の促進を目的とした細胞治療カタパルトCell Therapy Catapult を設立し、再生医療分野でのビジネスに魅力的なシステムの構築を目指したさまざまな取り組みを行っています。