プレスリリース

2026年1月31日 首相が東京で行った記者声明

スターマー首相は高市首相と東京で共同記者発表を行いました。

高市首相、ありがとうございます。 

本日、私がここを訪れたのは、地政学的、経済的、技術的な衝撃が世界を揺るがしている、まさにその只中にあるからです。 

そしてこれは、英国民にとって極めて重大な意味を有しています。 なぜなら、国際社会で起きる出来事が、かつてないほど直接的に私たちの日常へ押し寄せているからです。 

国外の紛争が国内の燃料価格を押し上げれば 最初に影響を受けるのは、国民の暮らしです。 

サプライチェーンが分断されれば その負担を背負うのは、中小企業や働く人々です。 

そして不安定さが増せば 最も危険にさらされるのは、社会の弱い立場にある人々です。 

だからこそ、私たちは確固たる意志と明確な方針をもって対応しなければなりません。 レジリエンスを高め、国力を強化し、そして同盟関係を深化させることにより、 国民のために、より良い未来を切り拓いていくのです。 

高市首相と私は、こうした視座を共有しています。 本日私がここに来たのは、まさにそのためです。 

日英両国は、CPTPPを牽引する主要経済国であり、 G7およびG20における確固たる同志国であり、 「有志連合(Coalition of the Willing)」における重要なパートナーでもあります。 

日本は、米国と欧州を除けば英国最大の対内投資国であり、 英国内で15万もの雇用を支えています。 

私は、2024年にバッキンガム宮殿で行われた、 国王陛下が天皇陛下をお迎えして催された国賓晩餐会を鮮明に記憶しています。 

その際、天皇陛下は、英日両国は「かけがえのない友人」であるとおっしゃいました。 

そして私は今 日英関係が近年で最も強固なものとなっていることを誇りに思います。 

本日、高市首相と極めて充実した会談を行いました。 そして今後数年間でさらに緊密なパートナーシップを築くための明確な優先課題を確認しました。 

その一つは、欧州・大西洋地域とインド太平洋地域の双方において、 私たちの集団安全保障を強化するための協力です。 

私は、ウクライナ支援における首相の揺るぎないリーダーシップに感謝を申し上げました。 

そして、我々が高く評価するGCAP協力を基盤として、 産業・技術協力をさらに深めることを議論しました。 

また、私たちのパートナーシップの重点事項には、経済成長とレジリエンスの強化も含まれます。 その中で、特に3点を強調したいと思います。 

第一に、テクノロジーとイノベーションです。 

この分野では、私たちは共通の強みを有しています。 そこで、共に取り組むべき先端技術の課題を特定し… 量子技術、AI、高度通信の分野での科学技術協力を拡大し… 宇宙分野での新たな連携機会を見出し… そして本日、新たな「戦略的サイバー・パートナーシップ」を立ち上げ、 サイバーセキュリティを強化し、両国経済を守っていきます。 

第二に、エネルギーとレジリエンスにおけるさらなる協力です。 

日本は英国の再生可能エネルギー分野における主要な投資国です。 洋上風力の新たな技術革新の導入を加速し、 原子力・核融合エネルギー分野での協力も進めていきます。 

その観点から、本日、私たちはより強固なクリーンエネルギー・パートナーシップ構築に向けて、 正式に始動することとしました。 

これは、エネルギー安全保障と主権を高め、競争力を強化し、技術・資金調達・製造における双方の強みを結集するパートナーシップです。 

第三に、英日両国は自由貿易を誇りとする国家であるということです。 

だからこそ、自由で予測可能な貿易を維持し、 自由で開かれたインド太平洋を維持することは、 激動の世界において我々の企業が成長するために不可欠です。 

そのために私たちは、安定と予測可能性を支える国際的枠組みを、 ともに支援していきます。 

その中には、CPTPPの拡大、そして同協定とEUとの協力深化が含まれます。 

また、重要鉱物などの分野における多角的なサプライチェーンの構築も進めます。 

これこそが、私たちの経済をより強靭にし、国民に繁栄と安全をもたらす道なのです。 

最後に、本日私たちをお迎えくださった高市首相に深く感謝申し上げます。 

私たちは、重要な利益と原則を共有しています。 しかしそれ以上に、両国に真に実益をもたらすパートナーシップを実現するという、 共通の大きな志を抱いています。 

今後、ともにこの取り組みを進めていくことを楽しみにしています。 そして本年、高市首相をチェッカーズへお迎えできることを心待ちにしています。 

ありがとうございました。

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公開日:31 1月 2026
最終更新日:31 1月 2026 show all updates
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