日産自動車が巨額の対英投資を決定
日産自動車株式会社が1億ポンドを投資して、サンダーランドでジュークの新しいモデルを製造することを発表しました。

Production of the Nissan Juke at the Nissan plant in Sunderland. Image: Nissan.
ジョージ・オズボーン財務大臣は、9月3日、サンダーランドにある日産の工場を訪れ、1億ポンドの追加投資と34,000人の雇用が確保されたことを歓迎しました。
サンダーランドでジュークの新モデルを製造するという決断は、北東イングランドの製造業をさらに後押しします。日産はこの地域で既に6,700人を雇用し、サプライチェーンを通して20,000人をサポートしています。
今回の投資は日産工場が今後長期にわたり稼動する保障となると同時に、英国の自動車産業を更に繁栄させるものです。ロンドンのパディントンにある日産デザインセンターおよび、ベッドフォードシャーのクランフィールドにあるエンジニアリングチームがジュークの新モデルの開発に関わります。
サンダーランドの工場を訪れたオズボーン財務大臣は次のように述べました。
「日産がサンダーランドで新しい車を製造し、数万もの雇用を保障してくれたことは素晴らしいニュースです。
我々は現在ノーザンパワーハウス計画に沿って北イングランドの経済成長および製造業強化に取り組んでいますが、今回の投資決定は英国が自動車製造においてグローバルリーダーとして選ばれたということ証明しています。」
今回の投資決定は、今年初めに発表された日産サンダーランド工場の1,700人以上の雇用者に対し将来新しい契約が結べるようトレーニングすることを条件に、政府から受けた140万ポンドの補助金に続くものです。
日産ヨーロッパのポール・ウィルコックス会長は次のように述べました。
「ジュークのユニークなデザインこそ、弊社がヨーロッパで5年間連続して売上を伸ばし続け、今やリーダーとしての地位を確立できた所以です。
ジュークの新モデル製造が決定した今、弊社が今後も長きにわたり、君臨し続けることを顧客の皆様に自信を持ってお伝えできます。
また、本発表は、2020年以降のサンダーランド工場の稼働を確固たるものとしましたが、これもひとえにチームが長年にわたり勤勉で、品質の向上に勤めてくれたおかげです。」
日産は英国内でデザイン、エンジニア、製造、オペレーションにおいて8,000人近く雇用し、サプライチェーンを通して27,000人、そしてディーラーを通して3,900人の雇用をサポートしています。