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シーマ・マルホートラ閣外大臣(インド太平洋担当)が日本を訪問

英国のCPTPP加盟一周年を迎え、シーマ・マルホートラ外務・国際開発省閣外大臣(インド太平洋担当)が経済関係をさらに深化させるために日本を訪問します。

  • 英国はCPTPP加盟一周年を迎え、両国の企業や消費者にさらなる貿易の機会を創出
  • サプライチェーンの強靱性と先端産業での協力を強化するため、新たな「日英経済安全保障パートナーシップ」を発足 

インド太平洋担当のシーマ・マルホートラ外務・国際開発省閣外大臣は、英国の包括的及び先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP)加盟一周年を祝うため、12月14日から17日まで日本を訪問します。今回の訪問では、CPTPPが両国の企業や消費者にもたらす利益を紹介するとともに、サプライチェーンの強靱性を高め、最先端産業での協力を深めることを目的とした新しい「日英経済安全保障パートナーシップ」を立ち上げます。

訪問中、大臣は、英国の半導体イノベーションと日本のバイヤー、投資家、パートナーをつなぐ半導体レセプションへの出席や、英国の大学を卒業した日本人同窓生を対象としたブリティッシュ・カウンシルのイベントにも参加します。さらに、日本の閣僚や大阪府知事との二国間会談、英国のインド太平洋戦略に関係する国会議員との意見交換、貿易・投資関係者とも面会します。

マルホートラ閣外大臣のコメント:

「天皇陛下がおっしゃったように、英国と日本はかけがえのない友人です。両国の経済と社会はかつてないほど緊密に結びついています。私たちは、人々と企業により多くの機会を創出し、選択肢の拡大、価格の低下、不確実性や予期せぬ事態に備えたサプライチェーンの維持・保護が実現しています。

さらに、CPTPPを通じて、Nana Lilyのような英国の中小企業が関税なしで製品を日本へ輸出できるようになり、英国のスーパーマーケットで日本米の価格が変化するなど、幅広い恩恵が現れ始めています。」

ジュリア・ロングボトム駐日英国大使のコメント: 

「今年も英国と日本の関係にとって素晴らしい一年となりました。この訪問は、両国の強固なパートナーシップを象徴するものです。CPTPP加盟から一年、私たちは関税の引き下げや市場アクセスの拡大を通じて、企業や消費者に実際の利益をもたらしています。

英国は、インド太平洋地域への関与、そして信頼できるパートナーである日本との協力に強くコミットしています。新しい経済安全保障パートナーシップ、イノベーション、女性の経済的自立支援に関する協力を通じて、成長を促進し、機会を創出しています。日本から英国への投資は非常に高く評価されており、英国は長期的なビジネス成功に向けて、安定した魅力的な投資先であり続けます。」

今回の訪問は、日英関係にとって節目の年を象徴する重要な機会です。2025年3月には、両国の外務・経済閣僚による「日英経済版2+2閣僚会合」が開催されました。大阪・関西万博での英国パビリオンの出展、空母打撃群の訪日、そしてエディンバラ公爵夫妻の来日など、重要な取り組みを実現しました。こうした対話を米国以外の国と日本が実施したのは英国が初めてであり、両国の緊密なパートナーシップを示しています。

11月には、経団連による14年ぶりの英国訪問が実現しました。イヴェット・クーパー外相が経団連メンバーを迎え、英国政府が日本企業の英国市場への事業拡大をどのように支援できるかについて意見交換を行いました。

英国と日本の二国間貿易総額は現在330億ポンドを超え、昨年比で4%増加しました。日本から英国への投資も過去10年間で倍増し、約1,000社の日本企業が英国で約20万の雇用を支えています。英国から日本への輸出は2024年から2025年にかけて約9%増加し、160億ポンドに達しました。

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公開日:15 12月 2025