英海軍艦船「モントローズ」が日米英共同訓練に参加
英海軍、米海軍、海上自衛隊が3月14日・15日に共同訓練を実施しました。
2017年8月のメイ首相と安倍首相の安全保障協力に関する日英共同宣言を経て、2018年4月に英国海軍フリゲート艦「サザーランド」、8月に英国海軍揚陸艦「アルビオン」、12月に英国海軍フリゲート艦「アーガイル」が訪日しました。これは、国際的及び地域的安全保障を支えるルールに基づく国際システムを維持し、日英の安全保障パートナーシップを引き続き拡大・進化させ、自由で開かれたインド太平洋を維持・促進することを目的としたものです。
2019年英国は、国連安全保障理事会による制裁を支援し、この地域での海上における制裁回避を監視・抑止するため、また多国間の共同訓練の実施を目的として、英海軍艦船「モントローズ」を東アジアへ派遣しました。これは、今年1月に安倍首相が訪英した際にメイ首相と安倍首相が共同宣言した、防衛と安全保障における日英のより緊密な関係強化を示すものです。
訪日中、英海軍艦船「モントローズ」は、去る3月14日・15日に、米海軍と日本の海上自衛隊と共に、2018年12月以来、3度目となる日米英共同演習を西太平洋にて実施しました。この共同演習は、相互の戦術技量の向上並びに、日米英の更なる連携の強化、及び相互理解の深化を目的としたもので、3か国が2016年に国防総省で会談し、海事協力を強化するという共通のコミットメント示したことに起因しています。
海軍艦船モントローズ 艦長コナー・オニール海軍中佐は「英海軍は、日米と協力してきた長い歴史がある。共に訓練を行うことは各々に多大な利益をもたらす」と発言しました。
米海軍第7艦隊哨戒偵察航空群第72任務部隊ブライアン・エリックソン海軍大佐は「英海軍、海上自衛隊、米海軍は、自由で開かれたインド太平洋を支持する」と語りました。
むらさめ艦長岡田周作2等海佐は「英海軍、米海軍との協力がますます強化され、相互理解が深まることを期待する」発言しました。