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駐日英国大使館によるガーナ訪問団の招聘:災害リスク管理能力に関するワークショップ

駐日英国大使館は、外務省と駐日ガーナ共和国大使館の協力の元、災害リスク管理能力強化について日本政府関係者と意見交換するため、ガーナ訪問団を招聘しました。

Ghana Mission visit Tokyo for Disaster Risk Reduction Workshop

駐日英国大使館主催の災害リスク管理能力ワークショップに参加するためガーナ共和国より来日した6名の参加者は、滞在中、日本の関係省庁および市民社会組織 (i)と会談し、災害リスク軽減分野における現状と課題について実務レベルでの意見交換をしました。

ガーナ国家災害管理機構総裁であるエリック・ナナ・アジェマン=プレンぺ氏を訪問団団長とし、ガーナ国家安全保障省、コフィ・アナン国際平和維持訓練センター及びガーナ国軍が参加しました(ii)。

ワークショップでは、2019年8月に横浜で開催された第7回アフリカ開発会議で日本政府により表明された取組みの1つでもある、アフリカにおける「災害に強い社会づくり」をどのように支援すべきかについても話し合われました。災害リスク管理能力の強化は、日本および英国によるアフリカ支援を相補するという視点からも重要です。

エリック・ナナ・アジェマン=プレンぺ氏は、災害リスク管理に関する政策及び法律は整備されているが、実施が課題だと述べました。またガーナ国内の防災および災害対応における能力構築を推進するため、日本とのパートナーシップの強化に期待をよせました。日本側の防災関係者からも、今後災害リスク軽減分野での日・ガーナ協力関係の強化へ強い関心が示されたのに対し、ガーナ訪問団より日本の災害リスク管理および防災の経験・知識の共有に謝意が表明されました。

脚注

i) ガーナ訪問団との協議に対応していただいたのは、内閣府防災、総務省消防庁、防衛省、日本国際協力機構(JICA)、東京都庁および全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)です。

ii) ガーナ訪問団メンバーは以下の通り:
ガーナ国家災害管理機構(NADMO)総裁 エリック・ナナ・アジェマン=プレンぺ、ガーナ国家安全保障省 リチャード・オデイ・アピア、ガーナ国軍工兵部隊エマニュエル・コジョ・アピア陸軍中佐、ブレスト=メアリー・クアシガ陸軍少佐、ガーナ国軍PKO次長フランク・コフィー・アジャス陸軍中佐、コフィ・アナン国際平和維持訓練センター災害リスク管理コース責任者、ルーベン・デラ・クルツェ陸軍中佐

公開日:%{date}