ヨーク公が日本で開催された英国王立防衛安全保障研究所の会議で講演
ヨーク公爵殿下が訪日され、防衛安全保障会議での講演、皇太子殿下と御接見、安倍首相と会談、東京駅で東海道新幹線を視察されました。

His Royal Highness The Duke of York meets with Japanese Prime Minister Shinzo Abe before the RUSI Conference
ヨーク公は、9月30日から10月1日まで英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)と公益財団法人笹川平和財団が東京で共催した「日英安全保障協力会議 - 21世紀の新たな関係に向けて」に出席され、基調講演を行われました。
この会議には安倍首相も出席され、日英関係が400年という節目を迎える今年、無類でさらに強化を増している日英関係について話しました。初日の基調講演で安倍首相は、以下のように述べています。
「本日、ヨーク公アンドリュー王子をお迎え出来ましたことは、日英関係発展にとって、ことのほか喜ばしく存じます。私は、日英関係を、本来の、おのずから結ばれているという意味で、“ア・プリオリの”パートナーシップだと、呼んでいいだろうと思います。私が申し上げようとしているのは、英国と、知見を交換し合い、経験を分かち合って、世界の平和、安定に責任を分有する仲間として、ともに歩んでいきたいという、私どもの意欲です。」
会議前に行われた安倍首相との会談で、ヨーク公は、東京都が2020年オリンピック・パラリンピック競技大会の開催都市に選ばれたことを祝う手紙を渡されました。
ヨーク公は皇太子殿下に接見されたほか、日本の運輸機関の工学技術や新幹線運転士の訓練用シミュレーター視察のため、JR東海を実務訪問されました。葛西敬之会長の案内をお受けになりながら、東京駅東海道新幹線ホームに上がられ、最新車輌であるN700Aの運転台で、運転士が出発前に行う運転整備 の様子をご覧になりました。
ヨーク公が実務訪問された10月1日、東海道新幹線は開業49周年を迎えました。視察が行われたホームには、東海道新幹線の建設に尽力した第四代国鉄総裁、十河信二氏のレリーフが設置されています。ヨーク公は十河総裁のレリーフをご覧になり、JR東海の視察を終了されました。

His Royal Highness The Duke of York exits the cockpit of a bullet train at JR Central's Tokyo Station

His Royal Highness The Duke of York shakes hands with JR Central Chairman Mr Yoshiyuki Kasai