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日本の革新的なフィンテック企業5社にアワードを授与

9月5日(木)、「テック・ロケットシップ・アワード」の第一回目として「金融サービスの未来」分野の表彰式を開催しました。

日本の革新的なフィンテック企業5社にアワードを授与

第一回目は駐日英国大使館とスコットランド国際開発庁が本アワードを実施。両組織のテック専門官をはじめとする審査員たちが、多数の応募企業の中から、革新的でグローバル且つ社会にインパクトを与える企業、また英国でのビジネス展開に大きな関心を持つ企業として、以下の日本のフィンテック企業5社を選出し、表彰式で発表しました。

「テック・ロケットシップ・アワード:金融サービスの未来」受賞企業:

受賞企業へはフィンテック訪英視察が授与されました。現地でのフィンテック・イベントへの参加や、ロンドンとエディンバラで現地企業、投資家、業界団体とネットワークを築きながら、英国でのビジネスチャンスの足掛かりを作って頂きます。また、これを機に日英フィンテック交流を促し、共通課題の解決と未来の創造に向けたパートナーシップの構築を目指します。

尚、「テック・ロケットシップ・アワード」は、駐日英国大使館が展開する日本と英国の堅い絆を深めていく日英交流年「UK in JAPAN 2019-20」の一環で、今注目される5つのビジネス分野において、日本の革新的なテック企業を英国視察へご招待し、世界随一の英国テック・エコシステムにて成長の機会をサポートするキャンペーンです。今後、他の4分野のアワードへの応募受付を開始しますので、引き続きご注目ください。

テック・ロケットシップ・アワードの5つのビジネス分野:

2019年9月 金融サービスの未来【終了】
2020年2月 脱炭素化へのアプローチ
2020年3月 高齢化社会の課題と商機
2020年5月 モビリティの未来
2020年7月 創造力とテクノロジー

なぜフィンテックは英国なのか

旧来の銀行システムは、ビッグデータ、AI、ほぼ遅延のない接続の実現により、根本から再構築を迫られています。バンキングに新しいビジネスモデルが生まれ、顧客が銀行のやり方に適応する時代から、銀行が顧客の需要に対応する時代へと転換しつつあります。

フィンテックは英国経済でも最も成長著しい分野であり、2017年には13.4億ポンドもの投資を集めています。英国のフィンテックは現在70億ポンド以上の企業価値を持っており、大幅な成長が見込まれる分野です。2018年、欧州でフィンテック銘柄の上場が最も多かったのはロンドン市場で、フィンテックの投資先トップはベルファストでした。スコットランドの金融セクターはロンドンに次ぐ第2位で、8,000億ポンドの資産を扱っています。バークレーズ銀行は、銀行機能、技術、運用チームのために、世界最先端の職場をグラスゴーに作ろうとしています。

欧州のフィンテック・スタートアップ企業の半数は英国に拠点を置いています。中には先駆的な革新を成し遂げ世界的な評価を得つつある企業も存在します。世界知的所有権機関(World Intellectual Property Organisation、WIPO)が発表した2019年版のグローバル・イノベーション・インデックス(GII)では、英国は世界で5番目に革新的な国と評価されています。

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