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ユネスコ世界文化遺産となった富士山の登山シーズンがスタート

ジュリア・ロングボトム駐日英国臨時代理大使が富士山のお山開きの式典に参加し、地元の小中学校や高校の生徒たちとも交流しました。

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British Chargé d’Affaires Julia Longbottom attends Mt Fuji opening ceremonies

British Chargé d’Affaires Julia Longbottom attends Mt Fuji opening ceremonies

富士山の登山シーズンは、毎年7月のお山開きの式典とともに始まります。今年は世界文化遺産に登録されて初めての式典です。

ジュリア・ロングボトム駐日英国臨時代理大使は、7月1日、富士山本宮浅間大社での開山祭や村山浅間神社での入山式に、静岡県の川勝知事と富士宮市の須藤市長と参列しました。式典のあと、ロングボトム臨時代理大使は地元の小中学校の生徒たちとの交流会に参加し、そこで行った挨拶で、世界文化遺産登録へのお祝いとともに、「世界の貴重な財産となった富士山の文化と豊かな自然がこの先も継承され、その凛とした姿が世界中の人々に勇気と希望を与えつづけることと思います。」と述べました。

英国と富士宮市の関係は、1860年にサー・ラザフォード・オールコック英国公使が、大宮・村山口から、外国人として初めて富士山に登頂したことに始まります。富士山お山開き式典では、村山浅間神社の境内に建立されたオールコック顕彰記念碑で、知事、市長、臨時代理大使とNPOオールコック顕彰会理事長による顕花も行われました。

Mt Fuji opening ceremonies

午後、富士宮西高等学校を訪問したロングボトム臨時代理大使は、「英国と日本の関係」について講演。英国留学や英国のワーキング・ホリデー制度である“ユース・モビリティー・スキーム”など異文化体験が出来る機会を利用しながら構築する国際的な人脈が、日本の将来の国際的な協力関係をより強く築く礎となる、と次世代を担う生徒たちに語りました。

富士宮西高等学校のワンダーフォーゲル部の部員は、昨年7月に駐日英国大使館と大阪の英国総領事館の有志がロンドン・オリンピック・パラリンピック競技大会の成功を祈願して行った富士山登頂にサポート役として同行しました。今回の訪問では、同校生徒がデザインした富士山を通じた日英交流の記念法被が、ロングボトム臨時代理大使に贈呈されました。

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