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Raspberry Piが開くグローバルイノベーション

Raspberry Pi開発者で財団の創設者でもあるエベン・アップトン氏が、大阪で行われたセミナーで英国発の画期的な発明を紹介しました。

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Eben Upton speaking at the Osaka Innovation Hub on 27 May

Eben Upton speaking at the Osaka Innovation Hub on 27 May

エベンはケンブリッジ大学博士課程在学中に、新しい世代の青少年にはコンピュータ科学に応用する実用的な能力を伸ばす必要性があると感じ、仲間とともにグループを立ち上げました。そこで開発されたのがRaspberry Piという革新的な名刺サイズのパーソナルコンピュータです。学生やもっと若い子供たちが機械を壊すことを恐れずにソフトウェアの開発やハードウェアを扱う能力を伸ばせるよう、価格も学校の教科書程度のU$25に設定しました。その後チャリティ団体であるRaspberry Pi財団を設立して、コンピューターを作るとともにユーザーによるコミュニティも結成されました。

2012年に世に出て以来、約100万台のRaspberry Piが世界中の企業や技術者、世代を超えたあらゆる人々の手に渡りました。そしてPiを使ってロボットからホームマネージメントシステムまで実に様々な応用を作り出しました。

エベンと、財団のコミュニケーターでもある妻のリズは、5月に来日し日本のRaspberry Pi コミュニティと会いました。27日に大阪イノベーションハブで総領事館が開いたセミナーでエベンは、「今週、日本のRaspberry Pi ユーザーと交流できたことは私達にとってすばらしい機会となりました。若い人々の間でITの力が不足しているのは、日本や英国だけでなくすべての先進国に共通して言えることです。私達はこれを変えていく取り組みに貢献できるよう願っています。今週私達は言語や国を超えて素材をいかにうまく共有できるかを発見してきました。同時に多くの新しい友人を作ることもできました。私達はソニーと製造のパートナーシップを結んでいることで日本とは長い付き合いです。将来日本に来るときにはもっとその関係を深めていきたいと思います。日本におけるITの知識や能力は、私達が見てきた他の先進国に比べて高く、日本のユーザーがRaspberry Pi を用いて作り出している革新的な工夫は私達にも刺激的で、英国に持ち帰り英国のコミュニティに日本のファンのプロジェクトを紹介します。」と語ってくれました。

公開日:%{date}
最終更新日:10 June 2013 + show all updates
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